今季の不活化インフルエンザワクチン(注射ワクチン)の供給がまもなく終了する見込みであることから、当院では、インフルエンザの生ワクチン「フルミスト」を導入することとしました。このワクチンは欧米では既に承認されており、一般的に使用されていますが、日本国内では未承認のワクチンです。

 特長としては、不活化ワクチンと比較して(重症化予防のみならず)発症予防の効果が高く、また、効果の持続期間が長いこと(約1年)が挙げられます。また、接種方法が注射ではなく、鼻腔内噴霧であるため日本では「痛くないワクチン」として既にかなり知られており、輸入によるワクチン接種が国内でも10年以上に渡って行われており、取扱量も年々増えているものと思われます。「痛くないワクチン」として子供に接種したり、発症予防の効果が高いことから受験生が受験当日や直前の発症を回避したいとの期待から選択することが多いようです。

 今回限られた数量ですが、当院でもインフルエンザ生ワクチン「フルミスト」を導入いたします。詳細は近日中に本ホームページ上にてお知らせ致しますので、ご希望の方はご利用下さい。
 また、従来の不活化ワクチン(注射ワクチン)についても、在庫がある限り、また、入手できる限り、引き続き最大限接種できる環境を維持したいと考えておりますので、ご利用下さい。