当院では、先のお知らせ(2018/6/20)で広報させて頂きましたように、百日咳の感染・発症を予防する立場からDPT3種混合ワクチンの接種を積極勧奨しております。小学校入学前①とDTⅡ期の時期②にDPT3種混合ワクチンを接種することは、既に事実上の国際標準であるとの見解もお知らせいたしました。
このたび、日本小児科学会の最新ワクチン推奨スケジュール(2018/8/1)でも、これらが反映されました。
日本小児科学会推奨ワクチンスケジュール(2018/8/1)
これらの接種は現状では任意接種ではありますが、米国CDCや国連のWHOが推奨し、わが国でもVPDの会や日本小児科学会が推奨している流れにあることから、将来、わが国でも定期接種化される可能性が高いと見込まれます。しかし、現在の該当年齢の児を百日咳から守るためには、任意接種で費用負担があっても、積極的に接種することを当院としては、お勧め致します。
なお、このたびの日本小児科学会推奨ワクチンスケジュールには、小学校入学前①の時期の不活化ポリオワクチンの接種も推奨されています。
文責 院長 齋藤 勇